「ロゴマーク」・「ピクトグラム」・「オブジェ」



1.ロゴマークとCI(コーポレート・アイデンティティー)

ロゴマークは企業や団体、商品などの思想や考え方を視覚的に記号化したものといえます。
個性的な形態や美しい表現は人々のその企業に対する印象をよくし、企業や商品に対する信頼につながるものとして、近年普及発展してきました。

ロゴタイプの例

ロゴマークの例

「Good Design is Good Business」という有名な言葉はIBMの名経営者ワトソンJrの言葉ですが、IBMの経営戦略の中に積極的にデザインを取り入れ、今日のCI(Corporate Identity)分野の基本を作った人として有名です。
世の中の情報化がますます進展し、社会が成熟化してくると、企業は、どんなすばらしいことを考えたり、優れた商品を作ってもそれを一度情報に置き換え、相手に伝えることに成功しなければ価値を認められないようになってきています。

   



下記に示すの新聞に掲載されたソニーの広告です。
ソニーは創業35周年を記念して、会社のロゴタイプの変更を行うために、巨費を投じて新しいデザインの提案を世界のデザイナーに求めました。 しかし結果はこの記事にもあるとおりそのロゴタイプを変更することをあきらめたとういう趣旨です。 このようにロゴタイプやロゴマークは単に文字や記号ではなくその企業にとって、そのアイデンティティを示す非常に大切な部分であることがわかります。


CIのシンボルとしてのロゴタイプやロゴマークはTVCMや商品のパッケージ、新聞の広告かビジュアルに目に入ってきます。 新聞広告はロゴタイプによって「質のイメージ」が決まってしまうものの一つです。

これは東京の伊勢丹という百貨店のロゴタイプの決定プロセスです。「高島屋」、「三越」などは伝統、老舗というコンセプトを持っているのに対して「伊勢丹」はモダンというコンセプトを持っていました。その中でこのデザイナーは「I」の文字に意味をもたせ強調して表現しています。


2.ピクトグラム


ピクトグラムは一般的には絵文字、象形文字のことで駅や公共施設の誘導表示に使われたりしています。これらのことをグラフィカルシンボルと言ったりします。

これらは事前の学習や知識が無くても理解できるものです。
その図形が意味するものの具体的な形を使って、その内容を理解させる記号と缶がることもできます。
たとえば道路標識、駅構内の案内、に使われているものから自動車、家電製品に表示されている記号なども考えられます。

たとえば下左の表示はよく見かける非常口の誘導サインですが、日本の消防法で定められていることもあってよく見かけます。 しかし右側の2つの表示もオーストリアの非常口誘導サインの例です。このように国によって表示が異なることも多くあります。
このことから特に人命にかかわるような重要な表示については国際標準化が進められてきています。 この左側の表示はその後1987年に国際標準化機構(ISO)で認められ国際標準になっています。

    

これは赤十字社のロゴマークですが、病院や救援のピクトグラムとしてよく使われます。ただし十字がキリスト教をイメージさせることから、国によっては赤新月やダビデの星で表示されることもあります。

下に示す表示はスポーツの競技を示すピクトグラムです。(東京オリンピック)


3.オブジェ(屋外彫刻など)

オブジェ(屋外彫刻など)は上記で示した直接的な表示ではなく、もっと芸術的なもので、それを見る人にそのオブジェが示す意図を考えさせることで、その空間に潤いをもたらすものである。

     

これらは大学に設置されているオブジェ

        

これは石を使ったオブジェで、左側は彫刻作品としての意味とサインとしての機能を併せ持っている。

     

これはスチールを使ったオブジェで右側は風景を切り取ることで見慣れた環境を再認識させる意味を持っている





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